根管治療・歯内療法治療集 1ページ目
注※ここから先は虫歯の写真や歯茎からの出血を伴う写真がアップで表示されます。
case3-2
無菌的根管治療を行うための隔壁処置2(虫歯の程度:深)
【概要】
レントゲンで根っこの奥に病変があったので、金属のかぶせ物を外してみると中が虫歯になっていました。虫歯を完全に取り切り、ラバーダム治療できるように隔壁処置を行っています。
レントゲンで根っこの奥に病変があったので、金属のかぶせ物を外してみると中が虫歯になっていました。虫歯を完全に取り切り、ラバーダム治療できるように隔壁処置を行っています。
-
【治療回数】
1回 45分 -
【方法】
金属のかぶせ物を削って外し、中の虫歯をニシカカリエスチェックを用いて完璧に取りのぞきます。これが中途半端だと隔壁が脱離し易くなり、最終的にも虫歯を残してしまうことになってしまいます。う蝕検知液にはいくつか種類がありますが、プロピレングリコールでできた製品では、う蝕でないところまで染まってしまうため使い物になりません。ニシカカリエスチェックなどの虫歯以外の部分は染まらないような、必ず分子量の大きいポリプロピレングリコール製品を使うようにします。※象牙前質は染色するので、覆髄処置で使用する場合は、直接覆髄が成功率高くしっかりできるようになっておくべきです。カリエスの取り残しは防がなければなりません。 -
【備考・副作用・デメリット】
状態が悪い場合は仮歯はつけられないことがあります。隔壁はレジンで作製するのでレジンアレルギーの方には使用できません。
隔壁処置をしたら確実に安全というわけではありません。隔壁は割れることもあります。また、隔壁はレジンで作製するためレジンアレルギーの 方にはできません。 -
【費用】
隔壁処置(自費:3000+税)
この後根管治療が続きます。
→次は【case3-3 無菌的根管治療を行うための隔壁処置3】へ
←前の【歯を抜かない、歯を残す根管治療 概要】へ