福岡県宗像市の歯科・小児歯科・口腔外科・マイクロスコープ・セカンドオピニオン・訪問歯科・完全予約制(当日予約もあり)
くりえいと歯科おおかわちクリニック 福岡県宗像市くりえいと三丁目3番1号 月・火・木・金 18時30分まで 水・土 16時30分まで ご予約はお電話番号0940-39-8020まで

実際の治療内容

歯の神経を取らない治療、歯の神経を残す(覆髄)治療集

神経を抜かない!神経を取りたくない!

何もしない状態で痛みがなければ、歯の神経は残せることがほとんどです。歯の神経は痛みしか感じることができないので、ものが触れたり、冷たさを感じたり、熱さを感じたり等、皮膚や粘膜であれば別々で感じる刺激を、歯の神経はすべて"痛み"として脳に伝えます。なので、何か刺激をうけて痛みがある場合、その神経は正常な反応をしていることになり、”異常だから取り除かなければならない状態”では決してありません。神経を取らなければならないような異常な痛みというのは、「何も刺激を与えていないのにずっと痛い」ことです。これを自発痛といいます。例えば寝ている時やテレビを見ているときなどに拍動性のズキンズキンとした痛みが継続して、それがだんだんひどくなっていっている・・・等です。自発痛さえなければ虫歯が神経まで及んでいたとしても、神経を残せる可能性はとても高いです。
※神経が完全に死に切って痛みを感じなくなっていることもあります。その場合は歯の中で死んだ神経をエサにして菌が繁殖しているため、感染根管治療が必要となります。→[感染根管治療についてはこちら]

歯の神経を残すメリット

  1. 歯に不要な侵襲を与えなくて済む※1
  2. 咬む感覚を保てる(神経を取ると噛んだ感覚が鈍るため、それで強く噛み過ぎて破折する原因となる)※2
  3. 虫歯になったら痛みでわかる(場合がある)
  4. ※1,2のおかげで、被せ物や詰め物を神経を取った場合と比べると単純なものにでき、費用を抑えられる可能性がある

歯の神経を残すデメリット

  1. 痛みを感じる神経を残すため、痛みに関する症状がしばらく残ることがある。特に冷たいものがしみるのは長いと1年位続く場合もある。
  2. 痛みを感じる神経を残すため、治療のたびにしっかり麻酔(注射)をしなければならない

【注!ここから少し長いです!すぐに症例集を見たいかたはこちらをクリック/タップしてください】

なぜ、残せる神経を取ってしまう歯科医師が多いの?

驚かれるかもしれませんが、神経を取る治療(抜髄と言います)をする方がその歯科医院・歯医者の評判が良くなりやすいからです。
歯医者の評判でこんなことを聞いたことはありませんか?
  • 「A歯科医院に虫歯治療で言ったら、治療した後の歯がしみるようになってしまいました。後日B歯科医院にいったら、一回でしみなくしてくれました。A歯科医院には二度と行きません、B歯科医院は腕が良くおすすめできます。」
  • 「検診にいったA歯科医院では虫歯で治療が必要と言われたけど、その後B歯科医院にいったら虫歯はあるけど痛みが出るまで様子見で良いと言われた。A歯科医院は金儲けのためにしなくて良い治療を勧めたんだと思う。後日しばらくして痛みが出たから改めてB歯科医院に行ったけど、しっかり治療してくれて1回で痛みはなくなった。B歯科医院は信用できる。」
悲しいことに、こういう口コミは良く聞きます。ちゃんともっと細かく説明できていればこういう自体は避けられたかもしれないので、説明ができなかった歯科医師にも責任はあります。ただ、こういう評価を受け続けていくと、最初は神経を残すことに積極的な善良な先生だったのに、だんだん病んでいき、どんどんすぐに神経を取るひどい歯医者になってしまうのです。
まずはじめに、神経を残す治療は特に保険診療の場合、経営的に採算が取れるものではありません。つまり金儲けのために痛みのない歯を神経を残すために症状がないうちに治療をしましょうというようなことはありえないということです。歯医者も痛みがない歯の治療を勧めると、金儲け主義と思われる(実際には赤字治療なのにもかかわらず)ことを知っているので、あまり言いたくありません。にもかかわらず、治療を勧めるのはそれは本当にあなたのことを思って口にされた可能性が高いのです。また、歯の神経というのは前述したとおり痛みしか感じることができないため、触ると痛みが出ることもあります。感覚的には2~3割くらいでしょうか。ただ、痛みは引いていくのです。長引くこともありますが、強い自発痛でなければ、基本的には術後の痛みで知覚過敏と同じなので、神経を取らなくてもしっかり治ります。そして、痛みのない状態の虫歯なら、神経はほぼ残せるのですが、痛みのない歯を触るというのは前述したとおり歯科医師にとってとても勇気がいることなのです。そのため、痛みが出るまで待つ先生も多いです。しかし、痛みの中でも、強い自発痛が出た場合は抜髄する可能性が非常に高くなってしまいます。それでも、痛みがあれば患者さん自身も抜髄に納得しやすいですし、神経を残す治療よりも神経を取る治療の方が保険点数も高いので、経営的にも潤います。また、抜髄すれば多くの場合で痛みは引くので、困ったことを治してくれた先生として、患者さんの評価は上がるでしょう。。そういった流れから、痛みが出ている歯のみを神経を取る方法で治療していくと、経営的にも採算が取れ、余計な治療をすすめない無欲な先生と思われ、痛みが出たらすぐ痛まなくしてくれる良い歯医者として、とても評判がよくなるのです。ひどいものです。
痛みしか感じない神経を頑張って残すということは、痛みを伴うことも多いですし、時間も回数もかかることが多いです。当院では生きている神経を取る処置は患者さんからの強い要望がある時以外行いません。
昔は説明手段が手鏡くらいしかなかったのでこういう流れも仕方ありませんでした。現在は口腔内カメラやマイクロスコープがありますので、痛みがない歯でも患者さんが自分の目で見て、ご自身の歯がどうなっているのかを判断することができます。当院では基本的にすべての治療の記録を取るようにしています。次のページから症例写真をたくさん載せていますので、ぜひご参考にされてください。このページにある内容はチャンピオン症例ではありません。むしろ今の方が経験が増えた分より上手くできます。

説明資料1
神経を守る治療の種類 ~虫歯の深さ別~


虫歯の説明
覆髄の説明
覆髄の詳細説明

→次は【case2-1 下顎大臼歯の水酸化カルシウムとレジンによる間接覆髄治療】へ
注※ここから先は虫歯の写真や歯茎からの出血を伴う写真がアップで表示されます。
また、このページは当院の勤務医の先生達や、セミナーに参加してもらった歯科医師の先生、近隣の連携している歯科医院の先生など、歯科関係者に向けてのページでもあります。一部専門的な内容があり、難しいかもしれませんが、読み飛ばしながら気軽にご覧ください。