ダイレクトボンディング治療症例集
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注※ここから先は虫歯の写真や歯茎からの出血を伴う写真がアップで表示されます。
- ダイレクトボンディング 概要・解説
- case1-1 上顎小臼歯のMTA直接覆髄とダイレクトボンディング修復治療
- case1-2 上顎小臼歯2本同時のダイレクトボンディング修復治療
- case1-3 上顎大臼歯のダイレクトボンディング修復治療
- case1-4 間接覆髄後の上顎小臼歯のダイレクトボンディング修復治療
- case1-5 上顎大臼歯のダイレクトボンディング修復治療2
- case1-6 下顎大臼歯のダイレクトボンディング修復治療3
- case1-7 上顎大臼歯のダイレクトボンディング修復治療3
- case1-8 下顎小臼歯のダイレクトボンディング修復治療
- case1-9 下顎小臼歯のダイレクトボンディング修復治療2
- case1-10 上顎小臼歯のダイレクトボンディング修復治療2
case1-8
下顎小臼歯のダイレクトボンディング修復治療(虫歯の程度:中:修復範囲:隣接面+咬合面+隣接面)
【概要】
下顎の小臼歯症例です。MOD窩洞で他の症例よりハードです。隣接面の虫歯と古い保険のコンポジットレジンを除去し、自費のコンポジットレジンで修復治療を行っています。両隣の隣接面を同時に整えるのは少し工夫がいります。実はこの形でいれる銀歯のことを、MODインレーというのですが、これは歯の破折を優位に高めるリスクになることが文献で示されています。破折した場合は神経を取るだけでなく、ひどい場合は抜歯になるため、この状態であれば最低でもかみ合わせの部分は削る4/5冠と言われるものを作る必要があります。そうなるとかなりの切削量になるため、この方はダイレクトボンディングを行うメリットがよりあるといえます。
下顎の小臼歯症例です。MOD窩洞で他の症例よりハードです。隣接面の虫歯と古い保険のコンポジットレジンを除去し、自費のコンポジットレジンで修復治療を行っています。両隣の隣接面を同時に整えるのは少し工夫がいります。実はこの形でいれる銀歯のことを、MODインレーというのですが、これは歯の破折を優位に高めるリスクになることが文献で示されています。破折した場合は神経を取るだけでなく、ひどい場合は抜歯になるため、この状態であれば最低でもかみ合わせの部分は削る4/5冠と言われるものを作る必要があります。そうなるとかなりの切削量になるため、この方はダイレクトボンディングを行うメリットがよりあるといえます。
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【治療回数】
2回 45分+90分 -
【方法】
陵隣接面をそれぞれコンポジタイトで形づくっていきます。エアフロー、エッチング、プライミング、ボンディングを行い、自費用コンポジットレジンを充填し咬合面形態を整えていきます。最近はエステライトカラーで裂溝をシーラントすることが多くなりましたが、このときは行っていませんでした。なので、色が単一色でぬるっとしてますが、これはこれで綺麗です。裂溝に汚れが溜まるのが嫌なので、最近は色のついたレジンで裂溝を埋めて、審美性と機能性を高めるようにしています。徹底的に研磨し、つやつやにして終了です。 -
【備考】
レジンアレルギーの方はできません。ラバーダムが装着困難な方もできません。長時間の治療に耐えられない方もできません。顎に負担を与えることがあるので、不安な方は短い治療から経過観察しながら、行うこともあります。 -
【費用】
1回目:X線診査+麻酔+インレー除去+う蝕処置+間接覆髄処置等(保険:3500程度)
2回目:MOD窩洞ダイレクトボンディング修復(自費:30000+税)
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